Social Good Project

福祉で、キャリアの可能性は無限大!
キャリタス福祉は、福祉領域に眼を向ける就活生・就活準備生の各種活動を、様々なカタチでサポートしているメディアです

Search

キャリタス福祉インターンイベント第二弾!
株式会社木下の介護×株式会社プレイケア×キャリタス福祉

プレイケアリーダー養成講座[座学研修編&レク実践編] 開催レポート

キャリタス福祉インターンイベント第二弾!
  就活に有利!?プレイケアリーダー資格が必ず取得できる!インターンイベント 
超高齢社会の現状・将来について学び、レクリエーション人材資格であるプレイケアリーダーを取得してもらう本企画。STEP2 プレイケアリーダー養成講座:座学研修編とSTEP3 施設(株式会社木下の介護)でのレクリエーション実践編の開催レポートを紹介します。

セミナータイトル:『プレイケアリーダー養成講座』
講師:
川崎 陽一氏 [株式会社プレイケア 代表取締役]

【目次】
第一部:講義
第二部:レクリエーション体験
第三部:グループワーク



第一部:講義
プレイケアとは、プレイケア現状分析、プレイケア理論と実践について


■プレイケアとは何か?
一言で表すなら、自分自身とレクを提供する対象者との【遊びによる気付き】のこと。
コミュニケーションスキル・実践スキル・理論を用いる笑顔創造方法です。そのために最も必要なのは、メニューを創造する能力であると川崎氏は語る。


入居者とのコミュニケーション
レク実施予定の施設には、認知症・介護度の高い方が多数存在する。そのような方に対して、言葉だけでは足りない。全身を使った身振り・手振りが重要なスキルとなる。お互いの共通点を見付ける事で、コミュニケーションを活性化する事が可能である。

■プレイケアロジック(理論)体系化
4つの資源(物的資源、人的資源、空間的資源、情報的資源)を確認する事が、プレイケアイベント準備のスタートである。プレイケア現状分析でレク実施施設、介護職員、使用出来る空間、入居者に対する事前アンケート分析等、自分達以外を如何に巻き込めるかで、最終的なイベントの形が変わってくる。全体像を整理するためにプレイケアロジックが役に立つ。

■肯定×肯定の関係作り
大事なのは否定しない事で、楽しい時間を過ごしてもらうために肯定×肯定の関係を作る事の重要性を繰り返し訴えた。相手のニーズを踏まえて、メニューを考え、適切なコミュニケーション方法で実施する。


第二部:プレイケア レクリエーション体験
講師の川崎氏より、玩具等のツールを用いて、具体的な遊び方をマスターする内容となる。
※プレイケア社が用意するアクティビティ備品は、カラフルに彩られているのが特徴である。今回はスカーフ・ピンポン玉・サイコロ・コップの4種類を使用した。





第三部:グループワーク
第一部で学んだ事を下記テーマにより、第三部で実施してもらった。
テーマ:各グループ毎に1時間のレクリエーションメニューを考えよう。

■ワーク発表

発表内容紹介 (一部紹介)
プレイケア60分レクリエーションのメニュー作成

(例1)
 
14:00~14:10:レクリエーションスタッフ自己紹介
 
14:10~14:15:スカーフ投げ
 
14:15~14:25:スカーフをコップに入れる
 
14:25~14:30:サイコロ足し算
 
14:30~14:40:ピンポンラケット
 
14:40~14:50:コップでデコレーション
 
14:50~15:00:最後にコップで旗揚げ、クールダウン

(例2)
 14:00~14:10:挨拶・自己紹介
 14:10~14:20:体でグーチョキパー
 14:20~14:30:スカーフリレー
 14:30~14:40:スカーフ投げ
 14:40~14:50:サイコロ合計〇〇を出そうゲーム
 14:50~15:00:チーム対抗 サイコロ一番数字が高い、みんなで歌を歌う

最後に川崎氏よりグループワーク感想とレクリエーション実践へのアドバイスを頂きました。


川崎氏よりコメント
 どのチームも意欲が高く、積極的でいい案が出ていたと思います。施設では必ず否定はしないで、肯定で繋がる関係を作る事を心掛けて下さい。まずは1人とそのような関係を築く事を目標として頑張って下さい。決して簡単ではないです。相手のニーズを踏まえた上でレクを考える事が大事です。

 大事なのは、30名の方を笑顔にするカリキュラムになっているのか。何をメインにどのような構成で楽しませるか考えてみて下さい。音楽で演出してあげる、使用する備品の色を明るい色・派手な色を使う、やさしい内容から難しい内容にシフトする構成にする等、演出を工夫してみて下さい。

 施設のレク企画では「今日は何の日」という記念日を上手く、企画に反映させるものも有効です。ぜひイベント実施日を調べてみて下さい。最後に皆さん自身が楽しんで行う事が何より入居者の方を元気にさせます。頑張って下さい!


本セミナーを受講した学生達が、実際に施設でレクリエーションを実践しました。
その様子を以下にレポートします。



タイトル:『プレイケア レクリエーション実践 ~施設でのレクリエーション実践~』

■施設紹介
協賛企業:木下の介護様にご協力頂き、下記施設にてプレイケアイベントを開催致しました。

リアンレーヴ高田馬場
「高田馬場」駅から徒歩7分の恵まれた立地と、お一人おひとりのご要望に寄り添うきめ細やかな介護サービスが魅力の都市型ホーム。館内には、ホテルを思わせる上質な雰囲気が漂うエントランスホールの他、本格シアタールーム・和室・桧風呂など充実の共用設備が整い、心潤う快適な暮らしを提供します。

他開催場所は以下施設になります。

ライフコミューン百合ヶ丘応援家族 昭和記念公園
■レクリエーション実践

ワーク発表(一部紹介)

実施例1
14:00~14:05  
挨拶、自己紹介
14:05~14:15  
スカーフを使った準備運動 
14:15~14:25  
サイコロの目を転がして、目の数を比べて負けた人がスカーフ投げをする
14:25~14:30  5分間休憩
14:30~14:40  
スカーフの上でピンポン球転がし(10秒ずつの交代にして、リレー形式で行う)
14:40~14:55  コップにスカーフを使ってデコレーション(スカーフの数は、利用者さん各自の好みで付けてもらう)
14:55~15:00  デコレーションしたコップをグループで積み上げ、ツリータワーを作る(※実施した12/7がクリスマスツリーの日のため)


実施例2
14:00~14:05  スタッフ紹介、レク内容説明
14:05~14:15  スカーフ投げ、スカーフお手玉
14:15~14:20  次のゲームで使う玉を作る(ピンポン玉をスカーフで包む)
14:20~14:35  カップで玉入れ 5~6人のグループごとにカップを置き、
 先程作った玉を投げ入れてもらう。中央のカップに入れば50点
 周りにテープで円を描き、30点、10点ゾーンを作る。
14:35~14:45  表彰、今日はバラの日
 グループ内で得点が高かった人に得点を発表してもらい、金銀などの
 折り紙のバラをあげる。他の人にも参加賞として、普通の折り紙の
 バラをあげる。 バラの日の説明をする。
14:45~14:50  得点の良かった人や楽しそうな人に感想をインタビュー
14:50~  歌、記念撮影



参加学生の感想(一部抜粋)
・レクリエーションの開始前と開始直後は利用者さんに楽しんでもらえるかが心配でした。しかし、利用者さんの中に入って喜びや楽しみの共有ができたことで、緊張がほぐれたとともにレクリエーションは進行する側にとっても楽しいものであると感じました。

・頭を使う遊びよりも、体全体を動かして遊ぶものの方が直感的で分かりやすく利用者が楽しんでくれたと思いました。また、思っていたよりも耳の遠い利用者様が多くレクの進行やルール説明が難しかったです。

・準備不足で予定していた内容ができない部分もありましたが、楽しいと言ってくださる方もいらっしゃったので、レクをやって良かったと思いました。一方、聞こえにくい人や身体が不自由な方への配慮が足りなかった部分もあり、反省しています。



施設への感想(一部抜粋)
・最寄りの駅から施設までの距離が近く、アクセスが便利であると感じました。なぜなら、私の住む地域の福祉施設はほとんどが駅から遠くにあるため不便に感じていたためです。また、施設に入った瞬間の印象は、綺麗で明るい創りであるという点です。また、クリスマスの装飾をみて季節感を大切にされているのだと感じました。

・施設に入り食堂での利用者様の昼食風景を見て、全体的に会話がほとんど無く、少し怖かったです。しかし、レク終了後、利用者様のご家族に本人が楽しそうにしていたことを伝えてくれてたことが嬉しかったです。

・イベントが成功したのも、施設の方々のサポートがあったからこそだと思うので、本当に感謝しています。施設の昼食や居室も想像以上に充実していて、利用者の方も快適に生活できる場所だと思いました。

・建物自体が広々とした個室や廊下で車椅子の状態でも余裕を持って生活できる空間でした。また、利用者一人一人に専属の介護士がついたり、看護職員が別で駐在していることは、ご家族の方が安心できるのでとてもいいなと思いました。



施設長からのコメント

 さんこんにちは。株式会社木下の介護 リアンレーヴ高田馬場施設長の小島と申します。プレイケアリーダー養成講座を通じて、沢山の学生の皆様にお越し頂きました。各チーム内で考えられた内容は、様々なものがあって、施設内のレクリエーションをいつも企画・考案している介護スタッフでは思い付かない新しいものばかりでした。

 
 
実際にレクリエーションが始まると、ご参加されたご入居者の皆さんの新しい表情を見る事ができたり、参加されて活き活きしてらっしゃる方が大変多かったと感じました。職員一同とても勉強になりました。

 
 
今回、リアンレーヴ高田馬場を通じて、プレイケアに参加された学生の皆さんから「有料老人ホームに対する印象が変わりました」「入居者の皆様が楽しそうに暮らしていらっしゃいました」と大変嬉しいお言葉を頂くことができました。お仕事を決める上で“現場見学”はとても重要な事であると思います。
 
 弊社 株式会社木下の介護はそうした疑問に積極的にお答えしてまいりますので
ぜひ、ご見学・ご応募お待ちしております。

 

株式会社木下の介護 インターンシップ・施設見学を随時開催予定!!