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児童指導員とは?新卒が知っておきたい資格・仕事内容・就活のポイントを徹底解説

2026/01/10

「子どもと関わる仕事がしたい」と考えたとき、保育士や幼稚園教諭と並んで注目されるのが「児童指導員」です。
特に近年は、発達支援(療育)へのニーズが高まっており、新卒採用の求人も急増しています。

しかし、「保育士と何が違うの?」「特別な試験があるの?」「文系学部出身でもなれる?」といった疑問を持つ学生も多いはず。
この記事では、児童指導員になるための条件(任用資格)、リアルな仕事内容、給料事情、そして就活で勝ち抜くための志望動機のヒントまで、「キャリタス福祉」ならではの視点で深掘り解説します。

 

1. 児童指導員とは?保育士との決定的な違い

児童指導員とは、児童福祉施設において、0歳から18歳までの子どもたちの育成・生活指導・自立支援を行う専門職です。
保育士が「保育(養護と教育)」を主軸にするのに対し、児童指導員は「療育(発達支援)」や「社会的養護(親代わり)」の側面が強いのが特徴です。

▼3大「子ども支援職」比較表
似ているようで役割は異なります。自分が「子どもとどう関わりたいか」で選びましょう。
 

比較項目 児童指導員 保育士 放課後児童支援員
主な対象 障害児・要保護児童
(0~18歳)
すべての子ども
(0~6歳中心)
留守家庭の子ども
(小学生)
主な職場 ・放課後等デイサービス
・児童養護施設
・障害児入所施設
・保育所
・こども園
・乳児院
・放課後児童クラブ
(学童保育)
資格の種類 任用資格
(試験なし・要件のみ)
国家資格
(試験あり)
認定資格
(研修受講)

※表は横にスクロールできます

2. 「試験がない」って本当?任用資格の取り方4ルート

ここが学生の皆さんにとって最も重要なポイントです。
「児童指導員」という試験はありません。以下の4つの条件(ルート)のいずれか1つを満たしていれば、卒業と同時に「児童指導員」として働くことができます。

【ルート1】大学・大学院での学部卒業
大学(4年制)または大学院で、以下の学部・学科を卒業するだけで資格要件を満たします。
「社会福祉学」「心理学」「教育学」「社会学」
※学部名に上記が入っていなくても、履修科目が該当すれば認められる場合があります。就職先の自治体判断になるため確認が必要です。
【ルート2】教員免許の保有
「幼稚園」「小学校」「中学校」「高等学校」のいずれかの教諭一種・二種免許状を持っていればOKです。
教職課程を履修している学生さんは、そのまま福祉業界へスライドできます。
【ルート3】国家資格の保有
「社会福祉士」または「精神保健福祉士」の資格を持っている方。
【ルート4】実務経験(高卒・短大卒など)
高校卒業以上で、2年以上かつ360日以上、児童福祉事業での実務経験がある方。
※4年制大学で指定学部以外を卒業した方も、このルートで目指すことができます。

3. どこで働く?仕事内容と職場の選び方

児童指導員の就職先は、大きく分けて「通所(通う施設)」と「入所(暮らす施設)」の2種類があります。新卒採用では、働き方のスタイルが全く異なるため、自分のライフスタイルに合う方を選ぶことが大切です。

A. 通所型:放課後等デイサービス・児童発達支援

現在、最も求人数が多く、新卒採用が活発なのがこの分野です。

  • 対象:発達障害や知的障害のある子どもたち。
  • 仕事:学校終了後の「遊び・学習・SST(ソーシャルスキルトレーニング)」の支援。
  • 働き方:基本は日勤のみ。日曜休みが多い。ワークライフバランスを取りやすい環境です。

B. 入所型:児童養護施設・乳児院

虐待や貧困など、家庭で暮らせない子どもたちの「家」となる施設です。

  • 対象:様々な事情で社会的養護を必要とする子どもたち。
  • 仕事:食事、入浴、就寝、学校への送り出しなど、生活全般のサポート。「親代わり」としての深い関わりが求められます。
  • 働き方:24時間365日の体制のため、夜勤や宿直を含むシフト制が基本です。

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4. 【Q&A】給料は?大変さは?現場のリアルな疑問に回答

求人票には書かれない「ぶっちゃけ話」を、現場の声をもとにまとめました。
 

Q. 児童指導員の給料はどれくらい?

A. 新卒の月給目安は20~25万円程度です。
以前は低いと言われていましたが、国の「処遇改善加算」により改善が進んでいます。賞与(ボーナス)も年2回(計2~4ヶ月分)支給される法人が一般的です。
さらに、5年の実務経験を積んで「児童発達支援管理責任者(児発管)」になれば、年収400万円~500万円以上を目指すことも可能です。

Q. 子どもに嫌われたり、暴力を受けたりしませんか?

A. 正直に言うと、最初は「試される」ことがあります。
特に愛着形成に課題のある子は、大人を信頼できず、わざと困らせる行動をとることがあります。しかし、それは「この人は自分を受け止めてくれるか?」というSOSのサインでもあります。
感情的にならず、一貫した態度で接し続けることで、必ず信頼関係は生まれます。その過程こそが、児童指導員の専門性であり、最大のやりがいです。

Q. ピアノや運動が苦手でも大丈夫ですか?

A. まったく問題ありません。
もちろん特技があれば活かせますが、児童指導員はチームプレーです。「運動が得意な先生」「勉強を教えるのが上手な先生」「聞き上手な先生」など、それぞれの強みを活かしてチームで子どもを支えます。苦手なことは先輩がフォローしてくれます。

5. 【新卒向け】児童指導員の志望動機・自己PRの書き方

児童指導員の選考では、「子どもが好き」というだけでは不十分です。採用担当者は「なぜ保育士や教員ではなく、児童指導員なのか?」を見ています。

志望動機に盛り込むべき3つのキーワード

  1. 「個」への支援:
    集団保育や学校教育の一斉指導ではなく、子ども一人ひとりの特性に合わせた「個別支援(療育)」がしたいという熱意。
  2. 「チーム」での連携:
    保護者、学校、医療機関などと連携し、子どもを取り巻く環境全体を支えたいという視点。
  3. 「長期」的な視点:
    その場限りの関わりではなく、子どもの将来の自立(就労や社会参加)を見据えたサポートがしたいというビジョン。

例文のヒント:
「教育実習で、集団になじめず困っている子どもに出会い、一人ひとりに寄り添う支援の必要性を感じました。貴社の『できないことより、できることを伸ばす』という療育方針に共感し、児童指導員として子どもの自己肯定感を育む支援がしたいと考え志望しました。」

まとめ:福祉業界の未来を担うあなたへ

児童指導員は、子どもの人生の「伴走者」になれる、責任とやりがいに満ちた仕事です。
資格の壁は高くありません。学部や免許が条件を満たしているなら、ぜひそのチケットを使って、福祉のプロフェッショナルへの一歩を踏み出してください。

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