Social Good Project

日本の福祉事業は、世界に誇れる“ソーシャルサービス”産業へ。
キャリタス福祉では、ソーシャルサービス領域で「働く」ことを志向する若者へ、その魅力を多角的・多面的にお届けします!

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キャリタス福祉/LEADERS VOICE
株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ
東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー8F
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「福祉業界の常識」にチャレンジし、「働く人の幸せ」を作りだす

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宮本 剛宏

代表取締役 社長


▼ケアリッツについて教えてください
私たちケアリッツ・アンド・パートナーズは2008年に創業した会社で、現在9期目を迎える業界では比較的新しい会社です。

元々私は、ITシステム開発会社で営業をしており、この業界に関しては完全に素人でした。しかし、創業当時はちょうど世間で業界に注目が集まっていた時期でもあったため、強く興味を惹かれたのです。

その後起業を決めた私はヘルパーの資格を取得し、自身もヘルパーとして活動する形で訪問介護事業所を一から立ち上げました。

現在では、訪問介護の事業所が51、サービス付き高齢者向け住宅が3つ、通所介護事業所が3つと、順調に拡大しています。

実はこの業界では大きな会社はみな歴史が古く、また多くの会社は1-2事業所しか運営していない超小規模の会社であり、我々のような成長ステージにある介護系の会社というのは非常に珍しいと言えます。

ちなみに、我々は訪問介護を中心として福祉事業を展開する傍ら、もう一つの事業の柱として、私の前職の経験を活かしてシステムの受託開発事業も行っています。これも業界で唯一といっていい珍しいスタイルと言えるでしょう。
 

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▼どうすれば人手不足を解消できるのでしょうか
多くの企業は、思うようにスタッフが集まらない原因を、イメージの悪さだと捉えているようです。そのため、それを解決するために、イメージアップキャンペーンやセミナー、イベントや講演活動などに走る会社も少なくありません。こうした活動を行うことで、メディアには取り上げられるため自己顕示欲や達成感が満たされるということも、こうした活動が好まれる一因かもしれません。

確かにマスコミなどで、ネガティブな報道をされることも多く、世間からのイメージは決して良いとは言えません。しかし私は、イメージだけでなく、実際の労働環境自体に魅力がないことが大きな問題だと考えています。

これを解決するためには、労働環境の改善という真の課題から目をそらさず、小手先のキャンペーンなどに走らずに各企業が必死で企業努力を重ね、業務効率を上げていくことが不可欠です。

▼ケアリッツの理念や考え方、取り組みなどを教えてください
こうしたことを踏まえ、私はこの業界において、「働く人が幸せであること」が何より重要なことだと考えています。

福祉業界ではとかく利用者のことが優先される傾向にあり、働く人の環境はおざなりにされがちです。しかしこうした言わば滅私奉公的な考え方が、働くスタッフの疲弊を招き、事故や虐待などにつながっているのではないでしょうか?働く人が幸せでさえあれば、虐待なども起こりうるはずもなく、サービスの質も自然と向上するはずでしょう。

我々は業界未経験でこの世界に飛び込んだからこそ、他にもいくつもの業界の「当たり前」を覆し、そうすることで働く人の環境が良くなるよう努めてきました。
 

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▼業界の「当たり前」とは具体的にどのようなものなのでしょうか
例えば訪問介護の世界では、利益率を確保するために、パート社員の比率を上げることが経営のコツと信じられてきました。しかし、パート社員が多すぎると、会社への帰属意識も希薄になり、何より時間変更などに柔軟に対応することが難しくなります。我々は正社員をあえて多く採用していくことでスタッフの責任感やサービスの質を高め、また柔軟に時間変更を可能にしています。こうすることで、ケアマネさんからお客様を紹介してもらいやすい環境を構築してきました。しっかりとお客様を増やすことができれば、正社員中心の構成でも十分な利益が確保できるのです。

またこの業界では、福祉=ボランティア、という意識が強く、営業活動をしたり売り上げの目標を立てたりするのは卑しいことだ、と思われる傾向があるように感じています。しかし我々は福祉=サービス業と捉え、しっかりビジネスとして目標を持ち営業活動をし、稼働管理などをしていくことで、より業務効率が高められるよう努力しています。

そして、もう一つのこの業界の常識が、紙中心の事務作業や、電話やFAX中心の情報共有です。これらを、我々のもう一つの事業でもあるITの力で効率化することで、スタッフが雑務に追われることなく、よりケアに打ち込める環境を作っています。

このように他業界から見れば当たり前とも思えることをコツコツと実現していくことで、十分に利益が上げられる環境を整え、その利益をスタッフの待遇、という形で惜しみなく還元していく、というのが我々のスタイルなのです。

▼今後の目標を教えてください
特に訪問介護では、参入障壁が低いことやキャリアパスが見えないこともあり、とにかくすぐに独立したがる傾向があります。彼らの多くは、経営者としての能力が優れているわけではなく、また起業の目的も自身の食い扶持を得ることであるため、リスクを負ってまで会社を拡大させることはほぼありません。

その結果として、規模の小さな会社が乱立している状況になっているのが現状です。例えば東京には3000強の訪問介護事業所があるのですが、会社数も2000以上。ほとんどの会社は会社=事業所、という規模で運営されているのです。

その結果、業界全体としては業務効率は非常に悪くなってしまい、福利厚生やキャリアパスもなくて当たり前、という状況になってしまっています。業界としてこうした現状を打破するには、規模の大きな会社や経営力のある会社が増え、業界全体の業務効率化を図る必要があるでしょう。

そのため我々としてできることは、自身の規模をまずはしっかりと拡大し、この先業界をリードするような存在になっていくことだと思っています。

こうした事業拡大のカギはやはり人財です。我々の考え方に共感できるような方、ぜひ一緒にこの業界をリードし、変革していきましょう!
 
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