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『未来を拓く、若者百選。』現場の“リアル”をQ&Aで紹介します!

福祉先進国スウェーデンの音楽ケア“ブンネ・メソッド”を用いて生活に豊かさや楽しさを創出


新宮 美香
株式会社舞浜倶楽部
ケアサービス課 ブンネ・インストラクター



Q:この仕事を選んだ理由は?
私は大学で音楽を学んでいたのですが、それを活かせる“仕事”を第一に考えて就職活動をしておりました。色々な会社をまわった結果、音楽を用いた仕事であり社会貢献にもつながる“音楽療法士”という仕事を明確に志すようになりました。


Q:高齢者施設を選択した理由は?
音楽療法士の仕事は、高齢者、障がい者、幼児療育等と様々で、働く場所も施設や病院、民間会社、団体と様々ありますが、ご利用者の事を知る事、現場での経験が必要であると考えたので、まずは現場で働くことを優先し、そして働きながら音楽療法士としての知識や専門性を高められると感じて現職を選びました。高齢者福祉を選択したのは昔祖父母と暮らしていた経験があったことが大きかったと思います。


Q:舞浜倶楽部を選んだ理由は?
舞浜倶楽部は、福祉先進国スウェーデンの“ブンネ・メソッド”という音楽ケアを取り入れていますが、それを学びたいと思ったことが理由の一つです。私は留学をして米国アラバマ州の大学で学んでいたのですが、その留学経験も活かせるのではないかと感じられたこと、そしてグスタフ社長が掲げられた舞浜倶楽部の4つのケア理念にとても共感できたことも大きな選択の理由になっています。

 


Q:入社してからのこれまでの仕事を簡単にお聞かせください。
介護職につき現場でのケアを学び実践しながら、ピアノを弾いたり歌の会を開いたりさせて頂きました。会社にも音楽療法士になりたい気持ちは伝えていたので、一年目から研修を受けたり、自ら企画したコーラスの会を開催したりと本当にのびのびと働ける環境を頂けたと思います。介護職の仕事を4年間勤めた後、2014年9月からはブンネ・メソッドをおこなう専任インストラクターとなり、現在は週二日の音楽ケアと現場ケアの仕事に就いています。


Q:入社してから今日までの率直な感想をお聞かせください。
大変と思うことより、楽しい!面白い!と感じることの方が多かったです。世の中で言われているきつい、汚いといったことも全然思ったことがないです。確かに入社当初は、ご利用者との接し方やコミュニケーションの取り方で苦労したこともありましたが、いつも先輩方に丁寧に教えて頂き、たくさんの事を学びながらの毎日でしたので、とても充実した楽しいこれまでであったように思います。


Q:現在 自己研鑽されていることはございますか?
音楽療法士の資格を取る為には、3~4年間の学会がおこなう講習会の参加と研究発表レポート等が必要なのでそれに取り組んでいることや知識を蓄える為に放送大学の授業も受講し学んでいます。そして日々おこなうケアにおいても、色々な行事の中で試行錯誤しながら取り組ませて頂いております。


Q:今後についてはどのようにお考えですか?
ブンネ・インストラクターとして専門性を高めて、ブンネ・メソッドを用いたケアのボトムアップを図り、そして皆と一緒に、今以上の良い施設づくりに貢献していきたいと考えています。そして将来的には色々なところに行って、高齢者だけでなく子供達への音楽療育等もおこなってみたいと思います。


Q:この仕事の“遣り甲斐”を教えてください。
接する方々皆様が、ほんのひと時でも楽しく豊かに過ごして頂けていることが感じられた時や、どのような事でも必要とされた時などが本当に嬉しいです!些細な喜びかも知れませんが、それを日々積み重ねてたくさん得られることがこの仕事の遣り甲斐であると思います。


Q:これを見ている若者に対してのメッセージをお願いします!
これまでを通して感じるこの仕事は、ほんの人生の一部分であっても、本当に様々な方の人生に関わることができて、その中で多くを学び、嬉しいこと、楽しいこともたくさんある仕事です!どのような仕事を選択するにしてもイメージや目に見える待遇・環境だけで選ぶのではなく、自分のやりたいことや相性など本質的なところで仕事を探していただきたいと思います。その上で、高齢者福祉の仕事や舞浜倶楽部に興味を持ってもらえたらとても嬉しいです!

 



ブンネ・メソッド開催風景